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USJの旅行を調べていたら、ハリー・ポッターのエリアの写真が出てきた。
お城、いいなあ。ここ、歩いてみたい。
でも、その次にちょっと困る。
ハリー・ポッター、名前は知っているけど、物語はあまり知らないんだよね、と。
全部の映画を見て、原作も読んでから行ったほうがいい?
いやいや、旅行の準備だけでも決めることがあるのに、急に大きな課題が増えたら大変です。
私なら、行く前に全作品を勉強する計画は立てません。物語に興味が湧いたなら、最初の『賢者の石』から読み始める。予定の日までにどこまで読めたかを、合格・不合格にしない。そんな入り方をすすめます。
この記事では、USJの公式エリア紹介と静山社の書籍情報をもとに、旅行をきっかけに原作へ入る本の選び方を整理します。原作全編の読後レビューでも、現地で体験した旅行記でもありません。
大人の最初の候補は、『ハリー・ポッターと賢者の石』文庫新装版の1-1。子どもと読むなら、同じ題名でもふりがなの違いに注目しましょう。そして、この文庫の1-1は『賢者の石』全体を一冊にまとめた本ではありません。ここ、注文前に押さえたいところです。
「城が気になる」から始めていい。読書を旅行の宿題にしない
USJの公式紹介では、ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターのエリアに、ホグワーツ城やホグズミード村、アトラクションやショップが案内されています。
まず、今の自分が何に惹かれたのかを見てみましょう。
お城の形? お店が並ぶ景色? 魔法学校という言葉?
「物語を知らないのに、見た目が気になるだけでいいのかな」と遠慮する必要はないと思います。
興味の最初の一粒って、そんなものじゃないでしょうか。
そこから原作へ近づきたいなら、『賢者の石』の始まりを読んでみる。
知識を詰め込むために急いでページをめくるより、「この世界へ入る主人公は、どんな始まりを迎えるんだろう」という気持ちで選ぶのが、私のおすすめです。
本を選ぶ前に、旅までの時間も見てください。
出発まで余裕があるなら、日常の中に少し読書を入れる。もう荷造りを始めているなら、今すぐ読了を目標にせず、帰ってから読む候補にする。
その違いだけでも、買い方は変わります。
急いで内容を調べ尽くすと、これから自分で読みたい部分まで先に知ってしまうこともあります。
まだ結末を知らずに読みたい人は、詳しいあらすじや登場人物の解説を追う前に、原作の入口を選んでみてください。
旅行の予定と読書の予定は、別々に組んで大丈夫。
今日のうちに全作品を理解できなくても、旅行の準備ができていないことにはなりません。
ただし、原作を読むことと、エリアや施設を当日利用できることも別です。入場方法、休止情報、施設の利用基準はUSJの最新案内で確認しましょう。本を買えば優先して入れる、という関係はありません。
原作を候補にする理由は、「もっと知りたい」が出てきたから。
その気持ちなら、本を読む時間も旅行の楽しみの一つになりそうです。
大人が紙の文庫から読み始める場合は、下のISBN検索で1-1の書籍情報を確認できます。いきなり全巻セットを決める前に、最初の一冊として考えてみましょう。
最初の物語は『賢者の石』。ハリーの入口とパークの案内を分けて読む
静山社の第1冊の紹介では、11歳のハリーに魔法学校への手紙が届き、新しい世界へ進む始まりが案内されています。
原作はJ.K.ローリングさん、日本語訳は松岡佑子さんです。
魔法学校へ入るまでの始まりが気になるなら、この本を読む理由になります。
いきなり登場人物の全員を覚えてから読む必要はないでしょう。
名前を見ても、「どこかで聞いた気がする」で止まる。
それで大丈夫。最初の本を開く時点で、全部を知っている人になる必要はありません。
私からの読み方の提案は、名前を暗記するより、「ハリーにとって、何が新しいのか」を追ってみることです。
知らなかったことを知る。今までとは違う場所へ進む。主人公の入口へ関心を向けると、物語を旅行の知識一覧に変えずに読めます。
気になった言葉があれば、そのページを少し戻る。
説明を読むために検索する前に、本の中でどう紹介されているかを確かめる。
まずはそれくらいでいいと思います。
そして、パークのエリアを『賢者の石』の内容だけで全部説明できるとは考えないでください。
USJ公式は映画の世界の再現としてエリアを紹介しています。原作を読み始める一冊と、パーク全体の案内図は、役割が違います。
文庫1-1を買ったら、ホグズミード村を含め、公式ページに出てくるものがすべてこの一冊に載っている。そういうすすめ方はしません。
どの建物や体験が作品のどの部分に対応するかを、未確認のまま結びつけるのも避けます。
知っている名前に出会えたら、うれしい。
知らないものに出会ったら、あとで気になる。
それくらいの余白を残したほうが、初めての人も近づきやすいのではないでしょうか。
本の中の物語を読む時間と、現地で景色を見る時間。
二つがぴったり同じ順番で進む必要はありません。
まず原作の始まりを選び、旅の準備ではUSJのエリア紹介を別に確認する。この順なら、読む本をパーク攻略本だと思い込まずに選べます。
下の候補は、原作小説の文庫1-1です。USJのチケットや現地ガイドではないので、商品名と形式まで見てくださいね。
文庫の1-1と1-2は二冊。「1冊目」と「第1作」を混ぜない
ここ、検索結果を見ながらだと迷いやすいんです。
『ハリー・ポッターと賢者の石』の後ろに「1-1」と書いてある。別の候補には「1-2」もある。
え、1巻の次は2巻じゃないの?
同じ『賢者の石』なのに、どう違うの?
静山社の文庫新装版では、『賢者の石』が1-1と1-2の二冊で案内されています。1-1のISBNは9784863896802、1-2は9784863896819です。
つまり、文庫の1-1は最初の一冊ですが、『賢者の石』という第1作の全部が一冊で終わる版ではありません。
初めて読む入口だけを選びたいなら、1-1から。
第1作の続きを読めるように用意したいなら、同じ文庫新装版の1-2も確認する。
この二つの買い方を分けて考えましょう。
読み始めてから続きを選ぶ方法でも、最初に二冊をそろえる方法でも、かまいません。大切なのは、一冊分の注文だと分かったうえで選ぶことです。
「旅行前に第1作を最後まで読みたい」と考えている人なら、読む本は二冊になります。出発日までの計画を作るとき、1-1だけの分量で全部読めるつもりにならないようにしてください。
ただ、読む速さは人によって違います。
この本なら何日で読み終わる、と一律には決めません。久しぶりに小説を読む人もいるでしょうし、通勤中より家で落ち着いて読みたい人もいるでしょう。
自分が実際に読める時間へ置いてみるほうが、無理がありません。
商品ページでは、書名の最後まで読むのがコツです。
『賢者の石』だけで判断せず、文庫新装版、1-1、著者、訳者、ISBNを確認する。二冊セットなら、1-1と1-2がどちらも含まれるのかを見る。
箱の写真があるから、必要なものが全部入るはず。
そういう想像で注文しないで、商品名と内容欄で確かめましょう。
今回の記事のリンクは1-1のISBN検索です。1-2まで同梱されるセットを保証するリンクではありません。続きが必要な場合は、別のISBNで販売内容を照合してください。
最初の一冊を間違えずに選べたら、それで一歩進んでいます。
全部をまとめて買うかどうかは、その次に決めて大丈夫です。
子どもと読むなら、ふりがなを先に確認。大人用の文庫を自動で選ばない
旅行へ一緒に行く子どもにも、物語を知ってもらいたい。
そう考えるときは、親が買おうとしている本を、そのまま子ども向けとして渡す前に一度確認したいです。
静山社のシリーズ紹介では、一般の文庫版は難しい漢字だけにふりがなが付き、ペガサス文庫版はすべての漢字にふりがなが付くと説明されています。
同じ物語でも、読むときの手がかりが違います。
ふりがながたくさん必要な子に、題名が同じだからと一般文庫を選ぶと、文字を追う段階で困るかもしれません。
逆に、普段から一般文庫を読む人なら、まずその版の文字を確認するという選び方もできます。
年齢だけで、絶対にこの版、と決めなくていいでしょう。
本を読むのが好きか、漢字をどう読んでいるか、一人で読むのか、大人と一緒に読むのか。本人の読み方を見て選ぶほうが具体的です。
できれば、書店の見本や購入先の試し読みなど、確認できる範囲で文字の見え方を比べてみてください。試し読みが使えるかは、その販売先の案内で確認します。
ここで特定の試し読み画面を読んだ感想として、文字の大きさや読みやすさを断定はしていません。
大人と一緒に読むなら、最初から質問をたくさん用意しなくても大丈夫。
「誰が出てきた?」「覚えた?」と続けるより、本人が気になったところを聞ける余裕を持っておきたいところです。
途中で読むのをやめたくなったら、旅行までに読み終わらせる約束へ戻さない。
興味があるところから近づいた本なのに、出発前の試験みたいになるのは惜しいですから。
子どもが本を選び、大人は自分用に一般文庫を選ぶ。二人で一冊を読む。今回は原作を買わず、旅行のあとにもう一度考える。
家族の選び方は一つではありません。
ここまで読んで一般文庫を選ぶ場合、この記事で確認した1-1のISBNは9784863896802です。すべての漢字にふりがなが付くペガサス文庫版を探している人は、下の候補をその版だと思って選ばないでください。
ふりがなの条件が合わないなら、違う版を調べる。それでいいんです。
好きになってほしい作品だからこそ、最初に渡す本も本人に合わせて選びましょう。
旅の前でも、旅のあとでも。気になる気持ちを一冊へつなぐ
本を選べたら、読む場所を一つだけ決めてみませんか。
寝る前の家のソファ。休日の机。出発までの数日のうち、少し落ち着ける時間。
旅行当日の荷物に入れれば読めるはず、という予定より、家で開く時間を一度作るほうが私にはすすめやすいです。
パークへ本を持っていく前提にも、しなくて大丈夫。
待ち時間に読むつもりで荷物を増やすより、自分の一日の予定に合うかを考えてください。雨の中や、人の流れの中で読む必要はありません。
旅行へ行くまでに1-1を読み終わらなくても、途中から再開できます。
旅が先に来たら、帰ってから本を開く。それも、旅行をきっかけに原作とつながる一つの順番です。
「お城を見てみたい」から始まった気持ちが、主人公の始まりを知りたい気持ちへ動く。
その流れがあれば、全作品を急いで制覇しなくても十分だと思います。
気になる言葉を全部検索しない。先の巻の結末を急いで調べない。
まずは、今選んだ一冊の中で、自分が何に興味を持つかを見てみましょう。
同行者が作品に詳しいなら、先の展開はまだ聞かずに読みたい、と伝えておく方法もあります。楽しさを教えてほしい気持ちと、内容を自分で知りたい気持ち、どちらもあっていいんです。
一冊を家族で貸し借りするなら、どこまで読んだかも少し気を付けておきましょう。誰かが先を読んでいるからといって、食卓で続きの出来事を話す前に、まだ読んでいる人がいないか聞いてみる。内容を説明せず、「ここまで読んだよ」と場所だけ共有する方法もあります。
版が違うと、同じページ番号でも同じ箇所とは限りません。「何ページ」と言うだけで通じなければ、本文を長く読み上げるより、いま読んでいる章の名前など、必要な範囲の目印を相談してみてください。人に合わせて速く読むより、それぞれの進み方を残しておくほうが、続きも落ち着いて楽しめると思います。
買う前の最後の確認は、一般文庫か、1-1か、著者と訳者が合うか、ISBNが合うか。販売先によって新品・中古や配送条件も違うので、状態と支払総額まで見てください。
価格、在庫、到着日は注文時の画面で確かめましょう。
『賢者の石』全体を読みたい場合、この文庫には1-2もあります。子どもにふりがなが必要なら、別の版との違いを確認する。
ここまで分かれば、同じ題名の本が並んでも選びやすくなります。
わあ、あのお城、気になる。
その素直な気持ちから、本へ進んでいいと思います。
旅の前に少し読むのも、帰ってから続きを楽しみにするのも、自分で選べます。
まずは主人公の始まりへ。知らないことを一気に埋めようとせず、一冊を開くところから楽しんでみてくださいね。
確認した公式情報:USJ・ハリー・ポッターのエリア紹介、静山社・シリーズ別の特徴、静山社・文庫1-1、静山社・文庫1-2。この読書案内は、施設の利用条件や原作全編の感想を確認したものではありません。